昨日は展示会で恵比寿青山千駄ヶ谷の辺りを巡っていましたが、
街行く人々が厚手のニットを着ている姿が目につきました。
昼は兎も角、朝晩はすっかり冷え込むようになりましたからね。
トレンドとされるミリタリーテイストよりも多く見かけたような気がします。
誰かが仕掛けた流行よりも各々の気分的なものが勝る、そんな今の時代の空気を感じました。
当店にもふっくら暖かなニットたちが続々入荷しています。
ニットのクオリティが高いことで知られるEELも御多分に洩れません。
冬のくつろぎを感じさせるアラン編みのニットシリーズ、その名も
クルーネックの”暖炉に犬”とタートルネックの”渡り鳥が飛ぶ頃に”です。
もはや商品名の世界を逸脱した詩的なネーミングの通り、
このニットを着ている暖かな家でのひととき、
そして外では寒空を渡る鳥たち、そんな情景が目に浮かぶようです。
首回りを除く基本的な構造や編み目はほぼ共通となります。
つくりとして特筆すべきは、当店ではknitchyなどでお馴染みの
ホールガーメント(無縫製)で編まれていますので、
縫製部分のごわつきやつっぱりがなく、非常になめらかな着心地です。
糸も柔らかいものを使用していますので、よりそれが実感できるのではないでしょうか。
シルエットもそれぞれ武骨にならずすっきりとしており、
アウターを羽織っても中でごろつきにくくなっています。
アランニットといえばのインバーアランなど
舶来ものの手編み本格ニットも佳いものですが、
本場ものならでは硬さ、重さ等は現代の都市生活に於いては必要なファクターとは云い難く、
それならばこうした最新技術で欠点のみを超克したものを気持ちよく楽しむのも
ひとつの服の楽しみ方だと考えています。
いずれ訪れる長い冬を、大いに満喫していきましょう。
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暖炉に犬 オフホワイト/ ネイビー
渡り鳥が飛ぶ頃に オフホワイト/ ネイビー