春雨じゃ 濡れて参ろう ~ alk phenix/ ame coat EPIC

幸い天気予報がずれて本日は快晴ぽかぽか陽気となりましたが、
それでも明日は暖かくてぐずつくという見込みは変わらないようです。

さて、そんな週末を見越したかのようなタイミングで、
昨年のブランドデビュー時に発表され、早くも名品の佇まいを見せる
入魂のレインコートが再入荷しました。

alk phenixの”ame coat”です。
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詳しい説明は前回もさせていただきましたが、
約一年ぶりの登場ですので、改めて解説といきましょう。

レインウェアに於いてまず重要な点、それは生地です。
たとえばMONTANEのAtomic JacketはPERTEX SHEELDという
高強度の防水透湿生地を使用しており、こうした素材とそのスペックが
ウェア自体の評価を大きく左右するわけです。

このame coatにはEPICという技術が用いられています。
これは繊維そのものを防水カプセルで包み、さらに糸同士の間にも
防水ポリマーを埋め込むことで高い撥水性能を保持しつつも、
ミクロの隙間を残すことで透湿性も残した素材です。
ComparativeCrossSection
(EPICの開発メーカーNEXTEC社のサイトより画像を拝借しました)

つまり糸及び布そのものが水を弾くため、
剥離のリスクを伴う防水ラミネートを施す必要がありません。
結果軽く、柔らかく、撥水性能の耐久性も高いという多くのメリットが生まれています。

さらにこのコートで使用されている生地はストレッチ性能も備えており、
軽く雨に強いだけでなく、のびやかな極上の使用感を実現した雨具となりました。

なお、家庭での洗濯可能な素材ではありますが、
すすぎが不十分で洗剤が残留すると撥水性能が落ちてしまいますので、
その点はご注意ください。
これはEPICのみならず他の防水透湿素材も共通ですから、
是非覚えていただきたい点です。

さて、勿論語りどころは素材のみではありません。

4枚ハギ+バイザーの立体的なフードは
突っ張り感のない着用感を実現しています。
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また、各部に散りばめられた全方位再帰反射のリフレクタープリントによって
夜間の歩行時の安全性を高めています。
カンヌキ縫いに被せてプリントすることで防水性を高めているところが憎いですね。
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さらに付け加えれば付属の巾着袋に収納して携行することが可能でして、
この袋に消臭加工が施されていて、濡れたコートを入れてもだいじょうぶ、
雑巾のようなにおいの発生を防ぎます。
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これだけ至れり尽くせりな機能を盛り込みつつも
都市生活での日常的な使用に適したデザイン、
まさにalk phenixを象徴するような一着と言えます。

薄手ですので蒸し暑い梅雨時や台風の時期にも使え、
たいへん便利な一枚です。
去年見逃してしまった方は特に是非一度ご覧ください。

オンラインストアはこちらです→ ame coat

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