春に入荷し、細身のパンツ愛好家のお客様よりご支持いただいたWYATT(ワイアット)より、やわらかな秋冬の新作が2型登場しました。
前回の型をベースにより穿きやすさを追求したコットンベースのツイルパンツと
前者は基本的にはほぼ以前の型を受け継いでいますが、生地のストレッチ糸の割合を高めに設定し、中厚手の生地ながらのびやかな穿き心地を実現しています。
また、少しばかり裾幅の細さを見直し、より万人向けのサイズ感となりました(前回は脚が通らず穿けない方も何名かいらっしゃいました)。
勿論、可動性を高める股部分のガセットクロッチ仕様や
裏の丁寧な処理はそのまま引き継がれています。
そして今回初登場となるウールパンツは、スーパー120’sという細いウール繊維をメインにごく微量のストレッチを混ぜたサキソニー生地を使用しています。
ちなみに、”スーパー”という表示、これは糸の番手ではなく繊維の太さを表します。
18.5ミクロンの太さをスーパー100’sと定め、そこから0.5ミクロンずつ細くなるごとに数字が上がり、太くなるごとに下がっていきます。
つまりスーパー120’sで使用されている繊維は17.5ミクロンということです。
繊維が細くなれば同じ撚りで細い糸ができますので、結果的に織られた生地が繊細でなめらかな質感となる、ということです。
ただしスーパー200’sなど繊維があまりにも細いと耐久性が低くなるため、実用レベルとしては100~120’sがバランスとして適正と云われています。
そういった御託を抜きにしても、この手触り、光沢、質感を味わっていただければ何が魅力なのかをご納得いただけるはずです。
その生地を活かして仕立てられたこのスリムテーパードパンツは、センタークリースも入って大人のカジュアルアップに対応する一本となっています。
このパンツも裏やポケットのフラップなどの見えない部分に抜かりはなく、生地だけ、シルエットだけ、という単純なものではないことが窺えます。
先述の通りストレッチ素材も加えられ、また腰回りのプリーツも相まって見た目以上に気楽な穿き心地です。
上品なデザインではありますが、上にざっくりとしたニットでも着てZDAのスニーカーなどと合わせていただくのも一興ではないでしょうか。
秋冬の一本として、是非ご検討ください。
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