デュエット・ウィズ・バーズ ~ ASEEDONCLOUD/ Vestment coat
かつてそこには木々が生い茂っていて、多くの渡り鳥が集まっていたそうです。 “旅鳥の町”と呼ばれていたその島の修道士のもとで育てられた少女は、鳥の歌声を愛し、木々や鳥に祈りを捧げながら穏やかな日々を...
かつてそこには木々が生い茂っていて、多くの渡り鳥が集まっていたそうです。 “旅鳥の町”と呼ばれていたその島の修道士のもとで育てられた少女は、鳥の歌声を愛し、木々や鳥に祈りを捧げながら穏やかな日々を...
春はあけぼの。 やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。 言わずと知れた『枕草子』の書き出しですが、この春コムアーチから届いたカーディガンの色調からは、この一節を思い起こさずにはいられま...
服のデザインというのは、何か要素を足せば足すほどファッショナブルになるようで、そうとは限らないのが難しいところです。 むしろ、そうして重ねられた要素自体が野暮ったさや垢抜けなさの原因となることも。 ゆえに、足し算にこそデ...
当たり前の「正しさ」がさまざまな場面で壊れていくのを、いままさに我々は日々目の当たりにしています。 それは単なる善悪の問題に限らず、社会のシステムや、それを築くにあたっての前提といった部分に於いても。 蓋し21世紀ももう...
あっという間に2月が終わろうとしています。 3月、4月と春めいてくる時候になれば、麗らかな陽気に誘われて外に出る機会も増えてくることでしょう。 殊更に季節を問うものではないにせよ、そんなお出かけの場面での御伴として、ファ...
外連味に走らず、高品質で、かつ手に取りやすい価格帯のシャツというのはありそうでないものです。 そんな条件を軽々とクリアし、すっかり当店の定番としての地位を確立したItheのNo.13-53-ISOシリーズ(通称̶...
「狂気のシャツブランド」 いつしか全国的にそう呼ばれるようになったKIMURA。 たしかに5本針シリーズはじめ、このブランドのどのシャツからも、ただならぬ妖気が発散されていますので、かくの如き称号も宜なる哉ではあります。...
テレビの情報番組は概ね無視を決め込んでいるようですが、それでもガザの凄惨な状況が、日々あちこちから洩れ伝わってきます。 西欧諸国に追随する我が国もまた構造的にはジェノサイドに加担する側であり、いまや国内でもパレスチナに連...
開店して9年経ってもなお、依然として「これ!」というものが見つかりづらいのがジーンズです。 世の中にいくらでもありそうで、なかなかないんですね。 たしかに高品質な逸品は多く存在します。 ところが、その多くがヴィンテージの...
ASEEDONCLOUDのサブブランドとしてというより、並び立つアナザーサイドとして確固たる存在感を放つHandwerker。 ワークウェアとしての確かな耐久性や機能性を備えながらも、決して泥臭くならず、且つアシードンク...