魔法が使えたらな、とはずっと思っていましたし、いまでも変わりません。
子どものころに読んだ本を思い返しても、『指輪物語』のガンダルフ、『ロードス島戦記』のスレイン・スターシーカー、『ドラゴンランス戦記』のレイストリン、『スチャラカ冒険隊』のケッチャ…と、印象に残る魔術師の名が40歳を過ぎてもなおすらすらと出てくるほど。
それはどうやら店主だけでなく、修道士に育てられた少女たちも同様だったようです。
修道士のあとを継いだ少女たちは薬草の知識を駆使し、修道院を薬局として多くの人を救うための拠点として日夜働いていますが、やはりときには息抜きは必要ですよね。
そこで月の明るい日の晩には、勤務後に集まり、果物をふんだんに使った特製の密造酒とともに踊りを愉しんでいるとか。
このときに着ているブラウスが、このResearcher shirt。
たっぷりしたドルマンスリーブがきゅっと引き締められた半袖で、仕事でも踊りでも動きやすい一枚です。
コットンリネンのキャンバスで仕立てられています。
あちこちに描かれた果物は、建前上は単に薬用酒に使うものとされている一方で、実は彼女たちだけにわかる裏の意図も隠されています。
ひそかに魔女に憧れを抱いている少女たち、この果物はどれも魔女に関連するものばかりが選ばれています。
洋梨は魔女たちが集会のときにその木を囲んで踊る(子孫繁栄の意図だとか)とされています。
また、魔女の使いの虫として、蛾(おそらく別の種ですが、Ascalapha odorataという蛾は”黒魔女”の異名をもちます)や、魔術を強める蜜を運ぶ蜂もひっそりと紛れています。
実物をご覧の際は探してみてくださいね。
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