改めて、新年明けましておめでとうございます。
今年は1/2から営業再開しておりますが、とくに初売りだからどうこうということもなく、穏やかでのんびりしたスタートでした。
本日から営業時間も平常通り(12:00-20:00)に戻りますので、いよいよ完全に平時に戻った感じです。
さて、冬は日々厳しさを増し、週末は霙が降るとか降らないとか。
世間ではブランドによっては春の提案が始まっているとはいえ、まだ厳冬期はまるまる2ヶ月くらい続きますので、ニットやコートを探すのにもう遅すぎるという時期ではありません。
というわけで、まだまだ冬物のご紹介は続きます。
Jensから届いた女性用コートは、往時の英国紳士を彷彿させるクラシカルなスタイルをベースにし、印象としては比較的落ち着いているようで、見れば見るほど発見のあるデザインです。
まず肩のケープ部分は袖と一体化しており、裏地に覆い被さるような構造となっています。
大ぶりのスクエアな襟は、スタンドカラーとして用いれば、がらりと表情が変わります。
腰のベルトはただ巻かれているのではなく、コート本体を貫くように通されました。
サイドのスリットがコートとしてはかなり深く、大胆なほど切られています。
着てみると、この切れ込みの官能性がよりはっきりと出てきますよ。
上等なタスマニアウールを用いた生地の質感もあり、優美な色気、ひりつくような緊張感、軽妙なユーモア…ともすれば矛盾しかねないさまざまな要素が複雑に交錯する、まさしく大人の女性のための一着です。