Ithe coat & sandals 受注会を開催します

年々活動のマイペースっぷりが顕著になり、もはやシーズンも何もなくなったかのように見えるItheですが、それでも歩みが止まったわけではありません。

ブランド発足から7年。
市場価値の低い、だれも見向きもしない古着をサンプリングし、その構造を”見立てる”手法で多くの名作を世に送ってきた同ブランドも、少しずつ(過去の服を参考にはしながらも)自ら新たな型を起こすようになりました。
そうして生まれたTシャツとシャツは、イザT、イザシャツと呼ばれ、発表から時を重ねても、古びるどころかその普遍性が立証されるばかりです。

このたび完成した第3弾のオリジナルプロダクトもまた、”イザ”の名を冠するに相応しいものであると言いきれます。

Itheの表現を借りますと、

あらゆるシチュエーションで羽織れる実用性(practical)
あらゆるインナーと合わせることができるデザイン性(daily)
容易にケアができ、毎日清潔に着用することのできる機能性(clean)

ブランドのキーワードでもあるこれら3つのことばを象徴すべく、試行錯誤を重ねて生まれたコートです。

1960年代に米軍で使用されていたトレンチコートを基に、現代の都市生活に於いて不要である意匠を削ぎ落し、全体のシルエットをふくらみのあるAラインに変更しました。

生地は石川県のテキスタイルブランドNOTO QUALITYによるポリエステル100%の機能素材を採用。

コートであるにも拘わらず洗濯機で水洗いすることができ、脱水後の部屋干し3時間で乾燥する速乾性を備えています。

また、自然な凹凸のある質感はそれ以上の強い皴がつきづらく、それは着用と洗濯を繰り返しても変わることはありません。

梅雨の真っ最中ではありますが、早くも秋冬が待ち遠しくなる品ですね。

「さすがにコートとは気が早すぎじゃないの…」
ここまで読んでいただいて、そう感じた方もいらっしゃることでしょう。

ええ、実はまだ入荷していないどころか、作ってもいません。
お客さまからオーダーをいただいたうえでの受注生産となります。

つきまして、このコートの受注会を、当店にて開催致します。

会期は6/24(土)~25(日)の2日間。
店頭にてサンプルをお見せしますので、是非そこでご納得のうえご注文ください。

なお、価格は税込で77,000円、お渡しは9月末〜10月初旬ごろになる予定です。

さらに、コートと並び、Itheのオリジナルプロダクト第4弾も同日に披露されます。

その名もイザサンダル。

秋冬の話から時計の針が戻って、夏気分に!

かつて米軍の病院で使用されていたスリッパをベースに、甲の高さやベルトのデザインを整え、街歩きに最適なレザーサンダとして再構築しています。

アッパーには、柔らかく、また履きこむことで着用者それぞれの個性に染まっていくカーフを、ライニングとインソールには強度の高いホースレザーをと、用途に対し最適な素材が選ばれました。

アウトソールにはグリップ性と耐摩耗性に優れたVibram社製ラバーが貼られています。
もちろん靴底が減った場合でも修理可能ですので、その際も当店にご用命ください(このサンダルに限らず、当店は靴修理も承っています)。

踵のベルトは5段階で調整可能です。

なお、男女ともに対応する
1(スニーカーサイズ23~24cm)、
2(スニーカーサイズ26~27cm)、
3(スニーカーサイズ27~28cm)
の3サイズ展開となります。

この完成度の高さ、ブランド初となるフットウェアにしては驚異的ですよね。

それもそのはず、なんと当店で3月に受注会を開催したyojiomi shoes & craftsの近江さんと共同で企画されていまして、かつ製造から染色までを近江さん自身が一貫して行なっています。

こちらは税込で44,000円。

コートと同様に受注生産となりまして、お渡しは7月中旬ごろ7月末ごろとなる見込みです。(当初の予想を超えるご好評につき、納期の見込みが変わりました)
例年梅雨が明けるか明けないかくらいの頃合いですから、きっと夏本番にはギリギリ間に合いますね。

秋冬を見通してコートを選ぶか、間近に迫る夏に備えてサンダルを選ぶか、いやどちらも選ぶのか、お好きなように決めてください。


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