100万ドルの夜景よりも 10カラットのダイヤよりも ~ mando/ ウールギャバジンブルゾン

当店で取り扱っている商品全般に言えることではありますが、たしかに素晴らしく美しい、しかし単体で見ただけではおそらくその魅力の半分も伝わらないであろうmandoの服。

しかし登場から2ヶ月が経過して、だんだんと初見のお客様にもその真の姿がじわじわと浸透してきているのを感じます。

「プロの作った服、って感じですね」
初めてmandoに袖を通したお客さまは、驚きとともにしばしばそう口にされます。

情報や理屈抜きで着る人にそう語らせてしまうmando、このブルゾンもまた然りです。


右胸のガンフラップのような意匠のほかに変わった点のないごくシンプルなデザインですが、やはり随所にプロの技が仕込まれています。

素材は上等な羊毛を用いて高密度に織られたウールギャバジン。
独特な硬めの風合いが、不思議なほどに安心感と心地好さを感じさせます。

袖の円さをご覧ください。
このなめらかな曲線が、袖のみならず肩から胴にかけて絶妙なシルエットを描きます。

裾を内側で絞れるようになっており、防風効果だけでなくシルエットの微調整も可能です。

内側と言えば、この身頃の裏面。
表地と裏地の境界に走る、銅色の細い線の鋭さに、縫製技術の高さも見て取れますね。

ダブルファスナーは当店ではお馴染みとも言えるYKKの高級ライン、エクセラ。
やはり艶と滑りのよさが違います。

わかりやすい記号的なディテールを重ねて世間一般的に「おしゃれだな」と思わせるのはそう難しいことではなく、寧ろこうした服にこそデザイナーのセンスと技が求められるもの。
そして「普通」「地味」とのはっきりとした明確な違いが、この服には存在します。

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