冷たい雨に町の空気もぐっと冷え込み、いよいよ完全に、長すぎた夏から秋へ切り替わったのを感じます。
明日からはまた平年並みの秋の陽気に落ち着くそうで、服を愉しむ機会も増えていくことでしょう。
それにしても昼夜や日ごとの寒暖差が大きく、着るものに悩む方も少なくないご様子。
こういうときに重宝するのが、シルクです。
吸湿性と放湿性に優れ、熱や湿気を服の内部に溜め込まないため、暖かい時期には涼しく、一方で糸の内部にある隙間がしっかり空気を含んでくれるので、肌寒い時期には適度な暖かさを感じさせてくれます。
そうした機能性にくわえ、シルク特有の上品な艶としっとりとした心地好い肌触りは、いくら技術が発達しても化繊では代替できません。
そんなシルクの魅力をたっぷりと堪能できることから毎シーズン根強い人気を誇るのが、Olde H&Daughterのニット。
この秋も素敵な色が届きました。
モックネックとまでいかずともほんの少し立ち上がる、適度に詰まった襟元のラインが、一般的なクルーネックにみられるトラディショナルな要素を削ぎ落しています。
肩から胴まで直線的にすとんと入ったアームホール。
実際に着ると肩がやや落ちて独特のくだけた雰囲気が部まれます。
長めに設定された袖口のリブは、折り返すことで程よいボリュームが生まれ、また手首の保温性を高めてくれます。
素材のみならず、こうした細部の入念な作り込みもまた、このニットが何年にもわたって愛されている理由でしょう。
青みがかったチャコールグレーと渋みを帯びた夕焼け色、どちらももちろん通年使えますが、やはり秋冬の装いにこそますます取り入れたくなる色調ですね。
オンラインストアはこちらです→ チャコール/ サンセット