昨日の嵐はなかなかなものでした。
地盤が弱まった九州の被災地でなかったことがまだ幸いでしたが、
聖蹟桜ヶ丘でビル解体工事中の足場が崩落したりと、
こっち方面でよかったねと言うのも軽はずみに過ぎます。
一方で地球の裏側エクアドルでも震災が。
まったく大いなる自然にとっては
我々人類の都合などお構いなしということなのでしょう。
であるならば天災は常にだれにでも起きうる事態であることを念頭に
日々を過ごすしかなさそうです。
とはいえ、その諦観は必ずしもネガティブなものであるべきとは思いません。
前向きに割り切ったうえで日々目の前の幸せを謳歌してもいいのではないでしょうか。
こうした災害の度に噴出するイデオロギーや憎悪の
極論同士が織りなす一向に噛み合わない衝突、
現場の惨状に対しての必要の度合いを逸脱した憐憫、
これらは往々にして純然たる善意や信念から生じるものであるからこそ
その感情の鬱勃はともすれば自らや他者を破壊しかねないものです。
各々ができることは一律ではなく、直接現場の手助けになる行動
(こういうときに即時適切なアクションを起こせる方には
ほんとうに頭が下がります)とは別に、
過去現在を教訓とし、被災現場以外の場所で
未来の事態に向けて想定される問題の数々を
どれだけ事前に潰せるか追い求めるのも大切だと思います。
真剣に考えることと深刻に考えることを混同すべきではありませんし、
不謹慎であるとして被災地外の娯楽活動や
ポジティブな感情の発露を委縮させる、
非生産的な同調圧力型正義には共感しかねます。
おそらく自分自身もどこか感情的になっているのでしょう、
着地点が見つからないまま前置きが長くなりました。
けだし装いについて考えることは生命の問題ほど重要ではないにしても、
それらが背反するものと決まったものでもないわけです。
たとえばalk phenixの服の持つ機能性は、
さまざまな自然災害や非常時にも活かせるポテンシャルを秘めています。
今回ご紹介の”karu”シリーズのショートパンツ二種は、
いずれも軽さ、動きやすさ、収納性、そしてファッションとしての魅力を
兼ね備えた逸品です。
こちらはすっきりしたデザインで左腿のポケットが特徴となっています。
両サイドにポケットはあるもののバックポケットは省かれており、
また前も開かないシンプルな仕様となっています。
“karu”のコンセプトを体現したモデルと言えそうです。
karu zak shortsは昨年登場したshu zak shortsの素材替えで、
軽量性だけでなく、より高い収納性を追求したモデルです。
shu coat同様、カーゴポケットのフラップ自体がジップ付ポケットであるのみならず
本体ポケット内部にも3つ
(shu coatは2つでしたが、内1に仕切りが設けられました)のポケットが隠されています。
つまり左右5ずつ、計10箇所のポケットが設けられているというわけです。
バッグ代わりになるショートパンツというのもなかなか見ないのではないでしょうか。
装うことで気持ちの高揚だけでなく即物的なメリットが享受できる、
そんな服を作るこのブランドはこれからの時代さらに評価されていくと思います。
オンラインストアはこちらです→
karu MIL shorts オリーブ/ ダークグリーン
karu zak shorts オリーブ/ ダークグリーン
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