合同サンプルセールに特別出店します

11/26~27の2日間、池尻大橋のBonill Galleryさんにて行われる複数ブランドさんの合同サンプルセールに急遽参加することとなりました。

詳細はこちらです。

<開催日時>
11/26(土) 11:00~19:00
11/27(日) 11:00~19:00

<会場>
Bonill Gallery
東京都目黒区東山2-3-4 4階

イベントの公式FBページはこちら

当店は、昨季以前のモデルを一部抜粋して期間限定価格にてご提供致します(今季アイテムなどその他の品につきましてはEuphonica店頭にて通常販売となります)。
出品する内容につきましては当日のお楽しみということでご理解ください。
正直、選定した自分で戦慄するほど凄い商品ばかりです…。

26日土曜日は販売をスタッフの方にお任せし当店は仲町台にて通常営業となりますが、27日は店主が現地にて対応させていただきます。

それに伴い、27日は店主家内が(!)Euphonica店頭で皆様のお越しをお待ち申し上げます。

なお、27日のEuphonica営業時間は12:00~18:00となりますのでご了承ください。

開店以来初のダブル体制で今から二人ともドキドキしておりますが、どうぞどちらも宜しくお願い致します。


北風がこの街に雪を降らす ~ EEL/ オーロラマンコートW

きょうの横浜は11月にして季節外れの大寒波、積りはしないまでも重く湿った雪が通りを叩きつけています。
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来るぞ来るぞと言われていましたので身構えていましたが、やはりいざ来るとその強烈さに恐れおののきますね。
昼の気温が1度って、何の冗談なのでしょうか。

さて、ここで心強いのは何といっても暖かな外套です。

すでにいくつもコートなどをご紹介していますが、オリオンコートと並ぶEEL冬の定番を忘れてはなりません。

過去何度もマイナーチェンジを繰り返し進化してきたオーロラマンコート。
その最新モデル、オーロラマンコートWです。
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末尾の”W”はもちろん「オーロラマンコート(笑)」の意味ではありません。
これはWashedを表しており、コートに製品洗いが施され角の取れた風合いとなっています。

立体的なフードはしっかりと首を包み込み、冷たい風から頬を守ります。
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袖口にはリブが設けられ、ここからも冷気の浸入を許しません。
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前立てはジップとボタンの二重構造です。
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昨年のモデル”オーロラマンート3.0″はボアの内張りでしたが、キルティングに変えることで軽量化とボリューム感の軽減を実現しました。
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ポケットは前モデル同様ハンドウォーマーとフラップ付きポケットが別々に設けられています。
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このハンドウォーマーがまたちょうどいい高さに設定されているだけでなく、裏地に起毛素材を採用しているため一層手を暖めてくれるのが嬉しいですね。

と、着易さを増しつつも暖かさという本質は守り通した今季バージョン。
相変わらずその高い完成度で凍てつく冬に温もりをもたらしてくれることでしょう。

オンラインストアはこちらです→ ネイビー/ オリーブ


冬がはじまるよ ~ HERVIER PRODUCTIONS/ MACKINAW COAT

悲しいかな人類の歴史は争いの歴史であり、戦争のたび、または有事に備えてあらゆる分野の技術が進化していきました。

それは衣服も同様で、トレンチコートなどを例に挙げるまでもなく、現在街着として使われているものの多くがミリタリーウェアをルーツとしています。
生き死にに関わることですからどれもその構造はきわめて合理的で、結果的にデザインのためのデザインでは到達し得ない普遍的な機能美を帯びているためでしょう。

今回ご紹介するこのマッキノーコートもまた、第二次大戦時に米軍が使用していたM-1938が雛型です。

しかし自分で振っておいて何ですがそんな能書きは忘れていただいても構いません。
ただ冬の装いとして気持ちよく身に纏っていただければ。

フランスのワークウェアブランドHERVIER PRODUCTIONS(エルヴィエ・プロダクションズ)が手掛けたこのコートは、ミリタリーを一切感じさせない洒脱さと軽快な着心地、あたたかな温もりが特長です。
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ニット素材のショールカラーはやさしく首元に沿い、
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首元のボタンを詰めて留めればしっかりと冷気を防ぎます。
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裏地はキルティング等の仕様ではありませんが、
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表地との間にハイテク保温素材サーモライトが挟まれており、防寒性はなかなかのものです。
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また、このサーモライトを搭載するメリットして、ウールの表地を分厚く高密度にしなくてもよいという点が挙げられます。
そのため見た目以上に軽く、柔らかな素材をチョイスすることができ、武骨さが大幅に軽減されました。
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機能面ばかりお伝えしてしまいましたが、虚飾を排した見目の麗しさはご覧の通りです。
大人の男性のための服として、汎用性と色気を両立させたデザインに仕上がっています。

また、この仕上がり且つフランス生産にして税込で5万円弱という良心的な価格設定も見逃せないところです。

明日の晩からはこの時期の関東平野部としては54年ぶりに雪が降るかも知れないと予報も出ております。
各色一枚きりの入荷ですので、是非冬将軍襲来の前にお手元へ。


ワインレッドの心 ~ WILLIAM LOCKIE

メリノウールを使用したシンプルなハイゲージニット。

ご存知のように、それ自体はいたるところで目にするありふれたアイテムです。
2~3000円も出せばユニクロでも買えます。
この世にユニクロのものしかなければ、それでも特に困らない方は大勢いらっしゃることでしょう。

しかしながら、この圧倒的な品質の前にはただ押し黙る他ありません。
それほどまでに凄まじい逸品です。
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当店初登場のWILLIAM LOCKIE(ウィリアムロッキー)は、スコットランドのなかでもカシミア生地の産地として名高いホウィックにて100年以上の歴史を誇るニット専門メーカーです。

現地のウールを用いた高品質なニットが代表的なアイテムですが、今回彼らが採用したのはイタリアのLoro Piana(ロロピアーナ)の糸でした。

以前TAGEのパンツのご紹介でも触れましたが、最高級ウール、カシミア専門の生地メーカーです。

その恵まれた背景を持ちながら敢えて選ばれたその素材で編み上げられたこのニット、見れば納得、手に取れば感嘆、そして着てみれば驚愕することは間違いありません。

SUPER160’sという極細繊維を撚った糸で30ゲージ(2.54cmの中に30回針を入れています!)という緻密極まる編み立て。
その結果がこの湿潤な光沢、とろんとした肌触りです。
店主もここまで滑らかなニットはなかなかお目にかかったことがないほど。

その着心地は想像以上に伸びやかなもので、袖を通した瞬間に纏いつく快感のあまりに、思わず笑みがこぼれてしまいます。

そしてこの発色。
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あまりに繊細な色調のため、特にこのパープルはデジカメでは完全再現しきれませんでした。
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ロロピアーナ恐るべしです。

形状はごく癖のないもので、流行や世代を問わずご着用いただけます。
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どんな装いも妨げることはありませんが、それでいて気品を与えてしまう圧倒的な服の力がそこに存在しています。

ハイゲージニットは今の時期から春先まで、そして秋口からすぐに使える、すなわち梅雨と真夏以外はほぼ年中活躍の機会があるということです。
だからこそお気に入りの良品を身に纏いたいもの。

このニットは繊細で着心地が好いだけでなく、耐久性が意外に高く家庭で手洗いも可能ですので、一軍選手として日々どんどん使えます。

男女サイズを幅広くご用意しました。
是非お気に入りの一枚を見つけてください。

オンラインストアはこちらです→ ワインレッド/ パープル/チャコールグレー


息が冷たくなる帰り道に ~ EEL/ オリオンコート

昨年もご好評いただいたオリオンコートが、今年も再登場しました。

今季は継続色のブルーにネイビーとチャコールグレーを加えた3色展開となります。
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仄かに甘いニュアンスのデザインを引き立てるのは、タスマニアウールにカシミアをひそませた上質な生地です。
その肌触りのよさは言うまでもなく、抑制の利いた、深みある穏やかな発色も冬の夜空を彷彿とさせます。
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ボタンは厚みのあるホーン製を採用しています。
この奥行きのある艶はプラスチックでは出すことができません。
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三角形の袖アジャスタはありそうでない形状で、円みを帯びたこのコートに心地好いアクセントを添えています。
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見返しはお台場(ポケット縁まで表地を持ち出す仕様)です。
スーツのジャケットなどに見られる生地をたっぷりと使った仕様で、こうした表から見えない部分にこそデザイナーの丁寧な仕事が窺えます。
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また、裏地も部位によって適切な生地が当てられていることは見逃せません。

胴には防風性と耐久性の高いコットンヘリンボーンを、
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袖は滑りのよいキュプラを、
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そしてポケットには温もりを感じる起毛素材が用いられています。
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どこを見ても気の配られた服です。
流行や時間に負けない、永続性を備えた名品だと思います。

女性か柔和な印象の男性を想定し、各色XSとSのみ一枚ずつの入荷です。
見上げればオリオン座が耀くこの季節の夜空を今後毎年迎えるにあたり、そのお伴として是非ともご検討ください。

オンラインストアはこちらです→ ブルー/ ネイビー/ グレー


仲町台とコーデュロイ 〜 STYLER MAGにて特集記事が掲載されました

お馴染みSTYLER MAGにて、当店のコーデュロイアイテム2点を基軸にしたスタイリング特集が掲載されました。
有難うございます!

STYLER MAG
仲町台とコーデュロイ。ユーフォニカに聞く、旬なコーデュロイの着こなし方。

この記事ではメインアイテムのみクレジットされていますが、モデル(STYLER編集のSさん)着用の黒いモックネックカットソー以外はすべて当店商品ですので、詳細をお伝えできればと思います。

まずRICEMANのショップコートを用いたこちらのスタイリング。
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ボリューミーな太畝コーデュロイコートに負けないよう、どっしりとしたニットと迫力あるツイードパンツを合わせました。
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足元はスニーカーで軽くしつつも、素材と色目で季節感を残しています。
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各アイテムの詳細はこちらです→
コート RICEMAN/ Shopcoat
ニット HANSEN/ LOKE knitted sweater
パンツ EEL/ クオリティートラウザー
スニーカー ZDA/ Marathon 2400SL

一方EELのジャケットをフィーチャーしたこちら。
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ベージュのコーデュロイと相性の好いグリーンのニットを合わせ、襟と裾から覗く白いシャツで明るさを出しました。
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下半身は秋冬らしく、ヘリンボーンツイードのパンツにスウェードのプレイボーイチャッカで。
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上半身と靴に比較的ボリュームがあるため、パンツはテーパードの9分丈で抜きを入れています。

各アイテムの詳細はこちらです→
ジャケット EEL/ オフロードジャケット
ニット comm.arch./ Saddle B.B.
シャツ SERO/ オックスフォードBDシャツ
パンツ EEL/ 少年パンツ
ブーツ SANDERS/ Hi Top Chukka

どちらも極力ブランドを重ねずに組むことで当店独自の提案とリアリティを出せたのではと自負しておりますが、はてさて如何でしょうか。


ブルー・タートルの夢 ~ KELE CLOTHING/ LAPUS

コートの季節が訪れました。

とはいえ裸にコートでは大いに問題がありますし、その下に着るものを考えるのもまた楽しいものですね。

今季はニットが豊作で、すでに色々とご紹介していますが、冬の定番タートルネックも漏らすわけにはいかないでしょう。

ハンガリーのKELE CLOTHINGの”LAPUS”は、着心地と汎用性に優れた魅力的な一枚です。
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エクストラファインメリノウールで編まれ、チクチク感は皆無、タートルネックの首元はストレスを感じさせません。
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生地を表裏逆に用いることで、編み目の筋をはっきりさせずフラットな印象を生み出しました。
その深いミッドナイトブルーにひっそりとあしらわれたKELEロゴの意匠は、ブランドブランドしたコマーシャリズムを帯びず、ただ密やかなアクセントとしてその役目を果たしています。
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袖口と裾はリブの締め付けのない仕様となっており、素材の持ち味を活かした真っすぐな落ち感を阻害せず、すとんとした直線的なシルエットを生み出しています。
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Sサイズ1枚の展開ですが、日本サイズの男性用S~Mくらいの大きさです。
甘いニュアンスのデザインですので、女性がゆったり着てもいいと思います。

コートの下は勿論、一枚でもジャケット等と合わせても活躍するこんなニットがあれば、着こなしの幅もより拡がっていくことでしょう。

オンラインストアはこちらです→ LAPUS


Just U ~ RICEMAN/ Mods Coat

きょうは清々しく過ごしやすい小春日和ですが、店の前の街路樹も色づきながら漸う散りはじめ、いよいよ冬が目前に迫ってきました。
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ニットやジャケットの稼働率は増すばかり、そして暖かな外套がその本格的な出番を迎えつつあります。

とはいえまだダウンなどの極厚防寒着というのも大袈裟に見えるのが正直なところ、実用面の問題はクリアしつつも自然体で冬の装いを楽しめるコートがあればベストです。

その一つの解答としてRICEMANが素敵な新作を送り込んできました。
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1950年代に米軍で採用されていたPARKA SHELL M-1951(モッズコートの異名でも知られています)をベースにながらも、過剰なディテールを排除し現代日本の街着として再構築した一枚です。

目が詰まった厚手のコットンモールスキンは控えめな光沢感、しっかりとしたハリのある剛性感を備え、それがコート全体を凛としたものにしています。
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襟回りはオリジナルよりもややゆったりと開いた仕様となっており、フードから首元にかけてショールカラーの如く流れるようにラインを描きます。

デザイナーの「邪魔である」という意向により、ドローコード類はすべて垂れないように工夫されています。
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ボタンはリアルホーンを削ったもので、プラスチックでは生み出せない艶やかな質感が何とも魅力です。
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フロントはボタンとジップの二重構造となっています。
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キルティングの長袖ライナーは袖口がリブ仕様で、冷気の浸入を許しません。
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またこのライナーは、嬉しいことにボタンで取り外しが可能です。
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そのため、気候に応じてここを調整することで秋口から春まで長い期間着用することができます。

冬もこれからなのに春の話なんて、と思われるかも知れませんが、夜桜の時期なんて結構寒いものです。
かといってダウンジャケットなどでは季節感がなさすぎますので、こんなコートがあれば間違いなく重宝することでしょう。

現在オンラインストアのアクセスも多く、検討されているお客様が目立ちます。
各サイズ一枚ずつの在庫ですので、気になる方はお早めに。

オンラインストアはこちらです→ Mods Coat


STYLER MAGにてHANSEN/ BJOERN試着レポートが掲載されました!

お馴染みSTYLER MAGにて、HANSENのフーデッドパーカ”BJOERN”の試着レポート記事が掲載されました。

有難うございます!

STYLER MAG/ その悠然とした佇まいに袖を通してみたくなる、HANSENのフーデッドウィンドブレーカー

本文中にもありますが、このコートは着るとその魅力がはっきりと体感できる逸品です。
是非店頭にてお試しください。

当店での紹介ブログはこちら→ 真夜中のプリンス
オンラインストアはこちらです→ HANSEN/ BJOERN Hooded Windbreaker