数年の沈黙ののち、アトリエ生産に踏み切ることでついに待望の復活を遂げた不朽の名品、blancのwest-point(wide)。人呼んでブランパンツ。
お待ちいただいていた方がよほど多かったのでしょう、5月に店頭に並ぶや否や想像を遥かに上回る反響を賜り、すさまじい速度で巣立っていきました。
さて、このパンツの基本色はベージュ、そして深いネイビーなのですが、後者は現在生地が手に入らない状況とのことで、復活できていません。
なのでその代わりに…というにはあまりにも魅力的な新色が登場しました。
一般的なチノクロスよりも目が細かく、さらにアルカリ加工を施し繊維を滑らかに膨潤させたウェストポイントは、この深い漆黒と相まって神秘的な艶を湛えています。
生地の目が詰まっていることから、洗濯を繰り返してもパッカリングが強調されず、質感は柔らかくなっても外見上はいかにも着古したようになりづらいのも特徴です。
2015年の登場当時はフリーサイズ(現在のサイズ1に該当)で、小柄な女性からそこまで大柄でない男性まで穿けるように、と想定されていました。
そのため、腰のアジャスタでサイズ感を軽く変えることができます。
裾もロールアップして好みの長さに調整することを前提にした仕様となっており、内側の縫合部分が袋縫いになっています。
そのため、裾を巻いてもほつれ防止のロックステッチが露出せず、ダブル仕上げのごとくすっきりとまとまります。
このパンツの大きな特徴のひとつです。
ほんとうに細部まで丁寧にデザインされ、かつ丁寧につくられていますので、意地悪な目でじろじろと探りを入れても、まったく粗が見当たりません。
たいていの服に合わせられてしまう異様なまでの汎用性の高さゆえ、必然的に出番は増え、かつとても耐久性が高いため、何年もご愛用いただいている方が多いパンツです。
そんな名作に加わった、待望の新色ブラック。
すでにベージュやネイビーをお持ちの方は新しい気分として、未体験の方はいまだから出会えた一本として、是非ご検討ください。
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