さていよいよ始まりました、KIMURA受注会。
たっぷりと過去品番サンプルを揃えました。
きょう、明日の2日間のみの開催ですので、どうぞこの機会をお見逃しなく!
一年で最も気温の低い時期ということで、暖冬だったことを忘れさせられるような寒さが俄かにやってきましたが、暖房の効いた室内から窓ごしに外を見やれば、陽の光線はすでに春のそれになりつつあります。
こんな色がむしろ調和して感じられるくらいに。
EEL productsの新作”BUS COAT”は、横浜の観光スポット周遊バス”あかいくつ”車体をさらに上回る力強い赤色が目を惹く、ショート丈の上着です。
からりと乾いた質感がいかにも春気分です。
裏地はポリエステルメッシュで、肌にべたつかず、さらりとした着心地を楽しめます。
この裏地の通気性については言うまでもなく、背面のベンチレーションから湿気をどんどん逃がしてくれます。
体型を選ばないラグランスリーブに、ボキシーなゆとりあるシルエットで、あたたかく麗らかな日の清々しい装いはもちろん、中に着るものを調節することで、初春あたりから、また夜桜のお花見など意外と肌寒いシチュエーションでも対応する、頼もしい一枚です。
スポーティーすぎないデザインですから、幅広い年齢、嗜好の方にお薦めできます。
来週あたりから例年より少し早めに春らしくなると予報が出ていました。
もうそろそろ、こんな羽織ものをご検討いただくのもいいころなのではないでしょうか。
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ASEEDONCLOUDの新しい季節を告げるのは、いつもこの子たちです。
ユニセックス展開で、世間的には女性に人気という話ではありますが、なぜか当店ではひときわ男性から圧倒的支持を得ている靴下。
今季も素敵な配色が揃いました。
昨年秋に受注会開催のお知らせでも述べましたが、あらためて今季のテーマを。
この春夏のテーマは”採種発(さいしゅっぱつ)”。
2019AWの“雲上花”のお話の続きとなります。
「くもにのったたね(a seed on cloud)」の花を咲かせた双子は雲に上るのに梯子を用いていました。
それを使って多くの人たちが勝手に花畑を見に行き始めます。
朝や夕暮れなど、そのときどきの陽に照らされた雲上花の美しさの評判はさらに評判を呼び、人がとめどなく押し寄せることに。
その喧しさに驚いた花たちは、いつしか人が来ない夜の間だけ花を咲かせるようになりました。
双子はそんな花たちを不憫に思い、人々が雲に上れないように梯子を外し、その代わりに花たちが咲き終わった後その種を地上に撒きました。
そして地上で咲いた花の種の冒険が始まり、『くもにのったたね』の物語の円環が成就致します。
さて、今回の靴下はそんなお話の雲や空、花といったイメージに寄り添うような色展開で、
と、どれも朗らかな気品に溢れています。
単色と思いきや実は何色も用いた複雑な配合だったりして、油断なりません。
毎回すぐにサイズ欠け、色欠けが発生してしまう人気商品です。
気になる方は、どうぞお早めに!
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ええとまず本文と全然関係のない話をしますと、きょうは2020年2月2日にして令和2年2月2日なんですね。
どうでもいいんですが、なんだか童心をくすぐられます。
さて。
ハバーサックというブランドは、どうしてもその濃厚且つ重厚な世界観に圧倒されますし、旧き良き時代の手法をふまえた服作りを行うクラシカルなブランドという印象が先行します。
そしてそれはあながち間違いとは言えないのですが、実は一面に過ぎません。
最新の技術を貪欲に取り入れ、あくまで現代の生活に適したリアリティのある服を生み出す、これもまたハバーサックの真骨頂です。
このコートには、そんなハバーサックのあまり語られぬ、しかし決して見過ごすことのできない魅力が、これでもかとばかりに詰め込まれました。
インヴァネスコートを彷彿させるケープのような意匠が、過ぎ去りし時代の匂いを感じさせますが、
実は最新アウトドアウェアに匹敵するテクノロジーを駆使して仕立てられています。
まずこの生地、帝人フロンティア社のポリエステル繊維ソロテックスを用いて織られた、その名もミノテックス。
我が国はじめ稲作の盛んな地域で古代から近世まで多く使われていた伝統的雨具である蓑、これは雨水がかかった場合、繊維の方向に沿って水が流れていき、内部には滲みこまないという原理を利用しています。
このミノテックスはそんな蓑の理論を応用、表面に肉眼ではほぼわからないほどの極微細な溝を設けることで、ポリウレタンコーティングを施さずして内部への水の侵入を防ぐ機能を備えています。
コーティングを施さない、このメリットは甚大です。
まず、ポリウレタンはどうしても経年によって劣化します。
高名なアウトドアブランドの本格レインウェアやバックパックですら、コーティングの剥離とは無縁でいられません(なお、先日ご紹介したBRAASIのバッグの裏地のコーティングは表地側に施されており表面に出ないため、劣化の影響を受けにくくなっています)。
つまりはこのミノテックス、撥水機能が劣化しづらいということです。
また、生地自体も薄く、柔らかく、軽い状態を維持できます。
さらにソロテックスは自然な伸縮性をも備えているのですが、膜を貼りませんからこの機能も損なわれません。
レーザーの熱により裁断面の繊維が溶着、ほつれが発生しませんので、この特性を活かしさらに実験的な構造も可能となりました。
まず、本体や袖の接合は縫製でなくローラシートによる圧着で行われています。
生地が重ならず、接合面がすっきりするだけでなく、縫い目からの浸水も防ぎます。
また、背面のベンチレーションも鳩目などは用いずレーザーにて開けられており、
着用時はここを通って内部の湿気が肩のの下から排出されます。
このケープ状のフラップは袖と一続きになっている、独特の構造です。
説明をしようと裏返してみましたが、複雑すぎてわけがわかりませんでした。
見れば見るほど、その技術力の高さ、そしてそれを存分に活用できるアイディアの豊かさに唸らされます。
そんな理屈は抜きにしても、手に取って、袖を通してみれば、その信じられないほどの軽さ、心地好さ、美しさにため息が漏れることでしょう。
スプリングコートとしては決して安価な部類には入りませんが、それ以上の価値のある逸品中の逸品です。
来たる春に臨み、どうぞ一度店頭にてお試しください。
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当店では別注カラー含めトートバッグでおなじみのBRAASI INDUSTRY。
実はバックパックを得意とするブランドです。
昨年のゴールデンウイークのイベントではそうした数々をご紹介したわけですが、
このたびご紹介しますのは、新作でございます。
大ぶりなバックパックの多いBRAASIにしてはやや珍しく、容量20リットルと比較的コンパクトなサイズです。
都市生活に於ける普段使いには最適な大きさですね。
BRAASI最大の特徴とも言うべき格子状のテープがなく、代わりにデイジーチェーンが配置されました。
カラビナなどを用いてお好きなものを吊り下げるもよし、また工夫次第ではトレッキングポールのようなものも固定できます。
本体表面には頑強なコーデュラナイロンを採用。
擦れやすく負荷のかかる底部は、より厚手の生地に切り替えられています。
裏地はPUコーティングされたポリエステルの撥水生地です。
鮮やかなシアンブルーは美しさを追求しただけでなく、バッグ内部の視認性を高めています。
この素材使いにくわえ本体の開口部はロールトップ型ですから、雨などによる浸水には相当強いといっていいでしょう。
見た目以上に収納スペースが細分化されているのもこのバッグの優れた点で、両脇の深いサイドポケットのみならず、背面上部には財布やiPad Airなどが入るジップポケットが、
背面脇からはパッド入りポケットに14インチのノートPCが入れられるようになっています。
やわらかいEVAフォーム入りのショルダーハーネスは快適な背負い心地を生み、またこのハーネスの本体接合部はレザーでしっかりと補強されています。
まったく、どこを見ても小憎いばかりの気の利きようではありませんか。
まだ日本では数点しか流通していない珍しい型のようですが、そこに留めておくには惜しいほどの完成度の高さです。
一見BRAASIらしくないようで同ブランドならではの本質的な魅力は期待以上に引き継いだバックパック、日常の頼もしき相棒として是非ご検討を。
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港北経済新聞にて、当店が5周年を迎えたことについての記事が掲載されました。
横浜・仲町台の洋品店「Euphonica」5周年 上質でニッチな商品そろえる
https://kohoku.keizai.biz/headline/2929/
有難うございます!
思えば最初に当店を取り上げていただいたのも、港北経済新聞さんでしたね。
仲町台に洋品店オープン-「高級ではないが上質なもの」にこだわる
https://kohoku.keizai.biz/headline/1380/
これからも引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
臓器まで縮こまるほど冷たい雨がじとじと続く陰鬱な連日が嘘のように、すわ冬の終わりかと錯覚するほど麗らかな陽気、春を待ち焦がれる気持ちが一気に春本番気分へ昇華してしまった方も少ないかと思われます。
気がつけば一月もほぼ終わり、店頭の陳列は春物中心(まだ冬物は残していますが)へと移りました。
こんなコートが、寒々しさより寧ろ軽快な清々しさを感じられるようになりましたね。
昨年の冬に大好評を賜ったロシアはサンクトペテルブルグ発の新進ブランドSHUから届いたCLASSIC RAIN COAT。
ブランド開始から定番として作り続けられている、SHUの代表モデルです。
ロシアというとどうしても極寒の凍土といった印象が強い土地ながら、Google先生によると夏はもとより初夏や晩夏もそれなりに気温が上がるらしく、また東アジアほどではないものの、ヨーロッパ諸国に比べて雨量も多いようで、こうしたレインコートは現地でだいぶ重宝しそうですね。
もちろん、ここ横浜でもその機能は発揮されます。
レインコートというものの、実は防水性より透湿性を重視しており、生地の耐水圧は5000mm、蒸気透過性は24時間で5000g/m²。
小雨や通常の雨程度であれば傘要らず、また6月や9月をはじめとする気温、湿度ともに高い雨期でも蒸れにくい、都市生活には好都合なバランスとなっています。
先述の通り生地自体に透湿性が備わっていますが、脇にもベンチレーションが設けられ、快適性を増しています。
シンプルなルックスの中に、ポケットのユニークなスナップ使いが際立ちます。
実際にお試しいただくとわかるのですが、これは単なる見た目だけのための意匠ではなく、フラップをしっかり押さえながらも隙間から手が入れられて中の物の出し入れが可能な配置となっています。
こうしたユーザビリティはSHUのロシアらしからぬ特長の一つで、付属の袋を用いてコートを小さく持ち運ぶことも可能です。
なお、この袋自体はコートの内側のD管に吊るされています。
サイズ感もまたロシアブランドと思えないほどコンパクトで、だいたい日本のブランドと同等、あるいはもう少し細めくらいにお考えください。
メンズモデルではあるものの、XSは寧ろ女性のほうが着やすいかも知れません。
ということで、ブランドの意向はさておき、当店ではユニセックス提案致します。
あまり雨具然とはしていないルックスですので、レインコートとしてのみならず、スプリングコートとしてもお薦めです。
夏の避暑地でのちょっとした防寒にも活躍しそうですね。
ロシアの新星は、今年も注目ですよ。
オンラインストアはこちらです→ イエロー/ オレンジ/ グレー
昨年5月、あまりに完売続きでKIMURAを見たくても見られない、何とかしろとお客様よりお叱りを受け、急遽KIMURA受注会を開催したところ、予想を遥かに超える反響を頂戴しました。
遠方からお問い合わせをいただいたり、県外よりご来店をいただいたり…
たいへんうれしく思います。
KIMURAの魔力、おそろしや。
そしてまたもや「いつ来てもKIMURAがないじゃないか。きみ、木村氏を呼びたまえ」と別のお客様よりご要望を賜り、木村さんの登板となりました。
今回の受注会開催期間は下記のとおりです。
2020/2/8(土)~ 2/9(日)
KIMURAの今季新作は4月入荷予定ですのでまだ店頭にはありませんが、そんな新作もこのたびの受注会にて承ります。
断片的ではあるものの、木村さんより新作の写真をお借りしたので、どうぞご参照ください。
もちろん生地があってまだ作れるものであれば過去の作品も受注可能です。
KIMURAフリークの方も初KIMURAの方もきっとお楽しみいただけるはず。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます!
本日1/23は娘の体調不良のため、16時にて営業を終了させていただきます。
どうぞ宜しくお願い致します。