7周年を迎えました

本日ユーフォニカは無事開店7周年を迎えました。

一向に零細商店のステージから脱せないものの、それでもこのコロナ禍にあっても生き延び続けられてきたのは、皆様のお陰に他なりません。

あらためまして、お客様、お取引様、家族一同、有難うございました。
8年目も引き続きどうぞ宜しくお願い致します。


パリは燃えているか ~ HAVERSACK/ ソロテックスバルカラーフィッシュテールコート

1月も終盤にさしかかり、いくつものブランドから春の新作が続々と届いています。

それでもまだすっかり春気分にとは言えるような気温でもなし、実際冬物衣料や小物のご要望も途切れません。
ですから店頭やオンラインストアは、少しずつ、漸次春色に塗り替えていくつもりです。

このコートなら春本番はもちろん、いまからでも使い方次第で活躍させることもできそうですね。


昨年ご好評いただいたモデルが、素材を改め再登場。
大元は同じソロテックス(形状安定性に優れたポリエステル繊維の一種)でも、しなやかなミノテックスからハリのある高密度ツイルへと変更されました。

見ても触っても綿なのかポリエステルなのか判断し難い、パリッとした不思議な感覚をおぼえる生地です。

これはソロテックスをタスラン加工した糸を用いたからこそ。
タスランは通常の糸撚りをかけずに圧縮空気を繊維に吹き当て、繊維同士をループさせ強く結束させ、嵩のある糸を作る手法です。
撚りによる糸へのストレスを軽減し、やわらかな、それこそポリエステルやナイロンでも天然繊維のような風合いとなります。
皴になりにくく、耐久性に富み、おまけに軽い、そうした数々のメリットも見逃せません。

この糸を高密度に織っているため、軽さに乾いた肌触り、そして強いコシが生まれています。

バルマカーンコートに米軍M51フィールドパーカのディテールを掛け合わせたハイブリッドなデザインは、今年も親しみやすさと新鮮な驚きを共に提供してくれます。

いろいろと見てみましょう。

チンストラップのついた襟は、先述の生地の特性ゆえしっかりと立ち、安定します。

M51を踏襲した袖。

肘にはアクションプリーツが入っています。

カフスのアジャスタはエラスティック素材と接合され、

その先にあるボタンホールに2つ並んだボタンのいずれかを留めることで、袖口を絞ったり緩めたりすることができます。

フィッシュテールと呼ばれる背面が燕尾状となった裾は、前後の紐を左右の脚に固定することで裾がバタつくのを防ぐ、軍物ならではの仕様です。
使わないときは内側に折りスナップで留め、すっきりさせて運動性を高めることも可能となっています。

もともと撥水性を備えた生地であるうえ、ポケットのフラップが袋状になっていて、フラップ脇からの浸水を防いでくれます。

こうした細やかな気配りが、HAVERSACKのファンが増え続ける大きな理由のひとつと言えます。

風は通しにくいとはいえ、1月2月はまださすがにこれだけを羽織れば大丈夫とはいきません(もし大丈夫なら、逆に春には暑くて着られませんよね)。
しかしたっぷりとしたAラインゆえ、中にはだいぶ着込むことができます。

たとえば厚手のニットにEEL ProductsのFiEELd vestを仕込むだけでも、体感はだいぶ変わってくるはずです。

もちろんこれはあくまで一例です。

お好きなように、工夫と想像力を駆使して存分にお楽しみいただければ何よりですし、このコートはそれに応えられるだけのポテンシャルを秘めていますから。

オンラインストアはこちらです


むすんで ひらいて ~ K.ITO/ ミニ裏毛プルオーバー

なかなかに冷えるこの冬もここで本日から大寒に入り、一年でもっとも寒い時期がやってきました。

それでもゆっくりと、少しずつ、春の足音は聞こえてきています。

各メーカーからもぽつぽつと春の新作が届き始めました。

当然あまりに涼しげなものはリアリティがありませんが、春物といっても合わせ方次第でそう遠くない先から活躍するものもございます。
たとえばこのプルオーバーのように。



厚みを抑えたミニ裏毛のスウェット生地で仕立てられた、軽快な一枚です。

いわゆる「トレーナー」のようですがそこはK.ITO。
一筋縄ではいきません。

首に沿ってやや立ち上がったクルーネックのリブは、汗留めガセットと一体化した、独特な形状に。

一方袖口と裾はリブを排したストレートな形状で、

袖口はスナップボタンを留めることで引き締めることができます。

このスナップは2つ並んでいますので、袖口は3段階(スナップきつめ・スナップゆるめ・スナップなし)調節可能というわけです。

裾も、両脇に切り込まれたスリットにスナップが。

ここもスナップを外すことで表情に変化が生まれます。

3×2で、実に通りの形状を楽しめるとは、懐が深いですね。

生地や縫製のクオリティの高さは言うまでもなく、そこに熟練のデザインワークが施された、玄人好みの一枚です。

とくにオーバーサイズではありませんので、上にコートなどを重ねるのも容易ですから、春本番を待たずとも活躍することは間違いないでしょう。

オンラインストアはこちらです→ トップグレー/ カーキ


10月開催の<靴とYシャツと私 Pt.3>で靴をご注文いただいた皆様へ

大変お待たせ致しました、昨年10月開催のdelightful tool & holo shirts.合同受注イベント<靴とYシャツと私Pt.3>でオーダーいただきました靴が到着しました。

どれもとても素敵な仕上がりです。

holo shirts.のシャツはまだもうしばらくお時間をいただきますが、靴はいつでもお渡しできますので、どうぞご都合の良いときにお越しください。

お待ちしております!


Forbes JAPANに登場しました

金融、業界、投資、マーケティングなどの情報を揃え、世界のエグゼクティブに愛読される『Forbes』。

その日本版ウェブサイトに、どうしたわけか当店店主のインタビュー記事が掲載されました。

服の翻訳者。「洋品店」店主が辿り着いた安息の場所 - Forbes JAPAN

このトップページに自分の顔が並ぶのは、なかなか妙な気分ですね。

ビル・ゲイツと私。

名の通った経営者でも何でもない、ただの零細商店のおやじなのに、まったく畏れ多いことです。

今回、有難いことに装幀家の長井究衡さんからオファーを頂戴しまして、店を開いた経緯や四苦八苦の経営まで、いつものダラリとした調子で、あまりForbes向きとは言えない話をさせていただきました。

長井さんの格調高い文章もあり、実態よりもだいぶ魅力的な人物のように描かれていますが、日本中のビジネスエリートの方々から正体を見破られやしないかと、戦々恐々としています。

それはさて置き、素敵な記事です。
どうぞお読みください!


いざ たたえん 永久の幸 ~ Ithe/ No.10-49-TC

寒さはいよいよピークを迎えつつあり(先日の雪も思ったより降りましたね)、忌々しいコロナも第6波襲来と、まだなかなか春気分とはなりませんが、春物の新型はじめ入荷はまた再開してきていますので、また少しずつ新作を紹介してきたいと思います。

ここ数年、春らしい気温、秋らしい気温の時期が妙に短く、1年がだいたい暑いか寒いかで分かれてしまう(ように感じる)傾向があるため、スプリングコートはじめ比較的軽快な外套は「着る時期が短すぎる」とやや敬遠されるようになりました。

が、それはちょっとした誤解と言えまして、中綿などのミッドレイヤーが発達した現在に於いては、中に仕込むもの次第でかなり着用期間が長くなります。

このItheのトレンチコートも同様で、秋から真冬、春と、年間の約半分を通して楽しめる一枚です。

今回は1960年代に米軍で用いられていたコートをトレース。

ダブルブレストに長い着丈、ウェストに通されたベルトと、

当然のことながら基本構造はトレンチらしいものでありながらも、エポレットやガンフラップなどの構造を複雑化するディテールがばっさりと省かれているのが、実にアメリカらしく合理主義的です。

簡素といえば簡素なのですが、戦場でなく平時の市街地で着用するならば、むしろこのくらいすっきりしていたほうが使いやすいもので、また、マッチョさが抑えられていますから着る人も選びません。

素材はしっとりとした綿の生地で、なめらかな肌触りと上品な光沢に唸らされます。

ちなみに、キュプラの総裏が張られていますので、軽やかな見た目に対して防風性能はそれなりに備えています。

また、着てみると判るポイントとして、肩のラインは元ネタよりコンパクトでなだらかなものに変更され、いかつさが消されました。

コートについては一家言あるデザイナーの吉﨑氏ならではの細やかな仕事が堪能できる、完成度の高い一着です。

店頭やオンラインストアでのお客様からの反応は好く、もう在庫も僅かとなりました。
気になる方は、お早めにどうぞ。

オンラインストアはこちらです


本日より営業再開しております

新年明けましておめでとうございます。

本日1/4より、営業を再開致しました。

今年も新春セール的なバーゲンや福袋の販売等は行っていませんが、一部ヒッソリとお値打ち価格のコーナーは設けています。
店頭限定となっておりますので、ご来店の際はそちらもご覧ください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも知れませんよ。

なお、本日は19:00までの営業、くわえて明日は水曜ですが臨時営業日(営業時間 12:00~19:00)となり、1/6から通常の営業時間に戻ります。

それでは本年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。


年末年始の営業について

クリスマスも終わりましたし、そろそろこの告知をせねばなりませんね。

今回の年末年始の営業は、下記の通りとなります。

12/27(月) 通常営業(12:00~20:00)
12/28(火) 12:00~19:00
12/29(水) 店休日
12/30(木) 店休日
12/31(金) 店休日
1/1(土) 店休日
1/2(日) 店休日
1/3(月) 店休日
1/4(火) 12:00~19:00
1/5(水) 12:00~19:00
1/6(木) 通常営業(12:00~20:00)

以後平常通りです。

オンラインストアにつきましては、店休中もご注文は承っておりますが、12/29~1/5のあいだは出荷ができませんので、どうぞご了承くださいませ。

というわけで年内の営業も本日を含めあと3日、引き続き皆様のご来店をお待ちしております!


赤い帽子 雨にぬれても 高い木の枝の上 ~ Ithe/ No.29-WS

冬の服といえば当然コートやセーターなどがまず頭に浮かび、シャツとなると二の次三の次くらいの立ち位置となるかも知れませんね。

しかし、無論のことながら冬にだってシャツは着ますし、それも必ず何かの下にというのを前提とする必要もないわけです。

保温性の高い秋冬向けのシャツとなると、一般的にはコットンフランネルやビエラなど、ふんわりとした起毛素材を聯想するところ。
それは当然としてですが、いまはテクノロジーの進化により、選択肢が拡がっています。


Itheから届いたこのワークシャツは、1923年創業のアメリカの老舗ワークウェアメーカーのシャツをサンプリングし、再構築したものです。

最上段のみスナップを用いたボタンの使い方、

フラップのない胸ポケット、

袖口の独特な開き形状と、

その道にお詳しい方ならばニヤリとするであろう元ネタ使いが光ります。

ここにItheならではの生地使いが合わさり、作業着の雰囲気が打ち消され、且つ機能性が加わりました。

画像ではやや判りにくいのですが、生地の表裏が異なります。

どちらもポリエステルではあるものの、表面は撥水性とストレッチ性を備えたSOLOTEX、裏面は赤外線を熱に変換するHEAT ENERGYが用いられています。

皴になりづらく、さらに家庭での洗濯も可能と、きわめて実用性にすぐれた生地です。

それでいて風合いや色に品があるのも特徴で、これだけの機能を備えながら(しかもワークシャツの形状であるにも拘わらず)、実用衣料の雰囲気は微塵も感じさせません。
しっかりと、都市生活のための一枚へと昇華しています。

秋冬のシャツとしてはもちろん、秋や春はニットの上などに羽織るライトアウターとしても活用できます。

店頭でもご好評につき、すでにラスト一枚となっております(2021/12/24現在)ので、気になる方はどうぞお早めに。

オンラインストアはこちらです